目の不自由な方へ
小さな国に いらっしゃ~い
ペンション小さな国は長野県の北アルプスの山の中、乗鞍高原にある小さな宿です。
道路からわずかに入った、森と池に囲まれた自然が豊かな宿です。
周囲の自然のご紹介
春から夏
うちの前の池では、野生のマガモが毎年春になるとヒナを育てています。
普通、マガモは春シベリアに帰り、シベリアのツンドラ地帯の人が入れない奥地の池などで繁殖しますが、乗鞍や上高地などで夏場に繁殖するグループがあります。
小さな国の池で繁殖するマガモは、その仲間なのです。
また、池にはイワナなどの魚が泳ぎ、夏の夜には蛍が星空を背景に飛び交います。
そして1年中、池やその周りの雑木林には、季節それぞれの小鳥が住み着き、池から流れ出る水の音と小鳥の歌が聞こえます。
春になり最初に咲く花は、福寿草です。雪が解けて暫くすると黄色い花を咲かせます。その次に水仙が芽を出してやはり黄色い花を咲かせます。
池に面して、水芭蕉が何株かはえています。毎年5月の連休の頃、白い花が咲きます。匂いはほとんどありませんが、
やわらかい白い花びらはビロードのような感触です。5月中旬頃まで咲いています。
庭先に植えたチューリップは毎年球根を増やしながら綺麗な花を咲かせます。また、野生の桜草が小さな赤い花を咲かせます。
玄関の前にこの近辺では小梨と呼ばれている樹があります。学名ではズミと言われているようです。
5月下旬頃に純白の小さな花が、樹全体を覆うように咲き乱れます。咲いている期間は本当に短いですが、
酔うほどの花の香りが漂います。花が咲いた後マッチの頭ほどの実が出来て、冬の小鳥たちの貴重な食料になります。
6月初め頃には桜草の仲間でクリン草という赤い花がたくさん咲きます。
また、小鳥たちの求愛のさえずりや、縄張りを宣言する高らかな歌声が辺りを賑やかにさせます。
夏になると、高原にしか咲かないヤナギランというピンクの花が群生して咲き乱れ、
その蜜を集めに来た虫達の羽の音が賑やかに聞こえます。
その他にも沢山の花が、ペンションの周りで咲いて色々な匂いに包まれます。
池に面した露天風呂にはいると、樹の間をそよぐ風の音や花の香り・こけの匂い、水の流れる音、
小鳥の歌などに包まれて、ぜいたくな時間を過ごせます。
秋
秋は10月初め頃からうちの周辺は紅葉が始まります。
池の上に枝を出している木々の葉が、日に当たっているうちにだんだんと緑色が薄くなり、白っぽくなり、
そして、黄色や赤色の色に変わっていきます。
モミジも日の当たり具合によって黄色いままだったり紅くなったり、一枚の葉っぱでも斑の模様を作ります。
秋も進んでいきますと、紅葉が終わった葉っぱが、風に乗ってサラサラと枝から離れ、宙を舞いながら落ちてきます。
そして地面は落ち葉の柔らかい絨毯で敷き詰められます。その上を歩く感触は本当に気持ちよいです。
唐松の細かい葉が霧雨のよう音を伴って降ってくると、秋から初冬へと季節は変わります。
冬
冬は地面から始まります。
朝、落ち葉を霜柱が持ち上げます。そしてだんだんと地面が凍り出すと、空から雪が風にのってやって来ます。
12月も半ば過ぎになると、本格的に雪が降り始め、周辺はだんだんと積雪が増えてきます。
そして1月2月は1mぐらいの雪に覆われます。
雪が降っているときは、静かに耳をこらすと雪が降り落ちてくる音を楽しむことが出来ます。
サァ~~という軽い雪の音や、シャァ~~という重い雪が早い勢いで降り落ちる音や、
パラパラと硬い雪が建物や木々に当たる音が聞こえます。
そして、表の道を車が通る音は雪に吸い込まれて、風の音や小鳥の声以外ほとんど聞こえない静かな世界になります。
3月にはいると、下界はもう春になりますが、乗鞍はまだ深い雪に覆われています。
それでも、日差しは暖かくなり気温も上昇してきて高原の森や雪原を気持ちよく歩くことが出来るようになります。
そのころ、白樺や楢の木などの幹に耳を付けると、
木の皮の下を勢いよく水が梢に向かって吸い上げられていく音が聞こえます。
まだ硬い芽も少しずつふくらみ始め、木の皮に隠れていた虫達を小鳥たちが探し求めている音が聞こえます。
雪の下からも、雪に覆われた小川の水が勢いを増しながら流れていく音が聞こえてきます。
ペンションのご案内
駐車場から玄関へ
駐車場から玄関までは砂利の坂道です。10m位坂をあがると段があります。段にあがって右側に玄関があります。玄関の手前左側に盲導犬などのワンちゃんの足を洗えるように簡単に水道を用意しました。
また、駐車場から池の方に行き、そこから階段で玄関に上ることもできます。でも気をつけてくださいね。
1階の全体
玄関から中にはいり先ずは靴を脱いでください。靴を置く棚は玄関に入って右側にあります。その手前に高さ10センチぐらいのすのこがあります。玄関から中にはいるには両開きのガラス戸があります、普段は向かって左側の扉が開くようにしてありますので、ノブを回して中に向けて開いてください。
うちはホテルとは違って普通の家を大きくしたような宿ですから、建物内は裸足で過ごしてください。また、スリッパもほこりを立てたりつまずく原因になりますので置いてありません、素足の感触を楽しんで下さい。
正面に受付カウンターがあります。その奥が厨房でお食事の準備をしていたりすると、皆様が来られたことに気が付かない時がありますので、カウンターの上に置いてある鈴を鳴らして下さい。
カウンターの左側にはリビングと食堂があります。その手前に2階へ上がる階段もあります。
リビングと食堂は一つの大きなお部屋になっています。入って左側がリビング、右側が食堂です。リビングはソファーに座っても良いしカーペットの床に寝ころんでも良いし、のんびりしたいときに自由にお使い下さい。夜11時頃までお使いになれます、またオーナーは夜11時まではリビングから声の届くところにいますので、明日の予定で知りたいこと分からないことなど、気軽に声をかけて下さい。他のお客様と楽しくおしゃべりするのも、ペンションの夜を過ごす楽しみです。
食堂はテーブル席です。お食事の時、普段ペットは食堂やリビングなど他の方が居る場所に連れてくるのはお断りしていますが盲導犬は身体の重要な一部ですから連れてきてもかまいません。お食事が終わった後、テーブルの片づけをさせていただきますが、その後はそちらでのんびりしてもかまいません。
露天風呂は先ほどのお風呂場の所からではなく、リビングの所から行くようになっています。
お風呂 内風呂
カウンターの右の方にお風呂場があります。大きいのと小さいのが2部屋、大きい方のお風呂は一度に3人から5人は入れます、小さい方は2人から3人で入れます。男女わけはしていません、入口の扉に札がかかっていますので入るときはその札を取って、中に持って入って下さい、そして扉の鍵を中からかけてご利用下さい。既にどなたかがお風呂に入っているかどうかは、扉に札が掛かっているかどうかで表示しています。札が掛かっていたら、お風呂には誰も入っていませんので使えます。札が掛かってなかったら既にどなたかが入っています。なお、お風呂から出たらご面倒でしょうが、札を扉にかけて下さい、札を掛ける金具は扉の取っての斜め上辺りにあります。
扉を開けててなかに入ると、少し15センチぐらいの登りの段差があります、気を付けてください。そこが脱衣の場所です。お風呂場はその奥にあります。やはり10センチぐらいの下りの段差がありますので気を付けてください。
お風呂にはフタがしてありますので、それを取ってからお使い下さい。
シャンプー・リンスは皆さんご存じのように印がありますが、ボディーソープは印がありませんのでポンプの頭に刻みを付けてあります。
夕方6時頃と朝8時頃のお食事の時間以外はいつでもご利用できます。
お風呂 露天風呂
露天風呂への入口はリビングと食堂の間ぐらいの所にあります。カーテン式の網戸とのれんが掛かっていて、その外にドアーがついています。ドアーの取っ手は左側にあります。
ドアーを開けると少し下りの段差があり、向かって左側の奥に露天風呂の入口の扉があります。扉には内風呂と同じように札がかかっていて、どなたが入っているかどうか分かるようにしています。空いているときは札の上の方に突起があります、使用中の時は札には突起がありません。それでご確認してください。
中にはいると、実は既に外に対して解放された場所になっています。でも、外からは中が見えないようにしてありますのでご安心下さい。
入ってすぐの所の左側が脱衣の場所で、奥に棚があります。その上にカゴが置いてありますので、脱いだ服などを入れて下さい。そして、お風呂です。ゴミなどが入らないようにフタがしてありますので、フタを取ってからお入り下さい。
お風呂のお湯は温泉ではありませんが、ヒバという木を使った湯船ですので、木の香りがして、気持ちよくはいることが出来ます。また、外の池に面していますので、池で遊ぶ鴨の鳴き声や水の流れる音、横の林の木々のささやきや小鳥たちの声が聞こえてきます。気持ちよくお入り下さい。
1階にあるお部屋
玄関の右側お風呂場の前に、101号室があります。このお部屋は車椅子用の方が泊まれるように作りましたので、トイレはお部屋の外、ちょうどお風呂場の前にあります。車椅子用でトイレに入れるように引き戸で中は少し広く作ってあります。車椅子用を使わない方も時期によりご利用していただく場合があります。101号室にお泊まりの方が居る時は車椅子用トイレの引き戸に101号室専用の札が貼ってありますので、他の方は使わないようにしてください。
2階
2階への階段はリビングの手前左側にあります。最初9段あがると踊り場です。上の階段は踊り場の左側にあります。踊り場から7段あがると2階の廊下です。階段には手すりがついていませんので気をつけて上り下りしてください。
2階に上がると左側の壁にそって歩いてください。すぐに右に曲がります。曲がり角の右側には缶や瓶を捨ててもらうケースや本棚があります。
右に曲がる前に左側にある最初の扉はリネン室の入り口です。右に曲がって廊下の左側には4人様まで泊まれるお部屋が4部屋あります。手前から、205号室・206号室・207号室208号室です。廊下の右側には本棚の先に2人様のお部屋が3つあります。手前から203号室・202号室・201号室です。
各お部屋には入って右側か左側に洗面とトイレが付属しています。お部屋は全てベットです、ホテルと違い狭いので気をつけて歩いてください。また、お部屋にはテレビと電話がおいてあります。電話はテレビの下にあります。
電話の線が壁から出ているところにLANのコンセントがあります。
お部屋の窓は2重になっています。手前の木製の窓を開けるとアルミサッシの窓があります。開けると気持ちよいですが、夜寝るときには開けっ放しにしますと、明け方寒いですので気をつけてください。
お食事の用意ができましたら、お部屋の電話でお呼びします。
さて、どこまでご想像できましたか?
今度は実際に来て小さな国と乗鞍高原の優しい自然の中で豊かな休暇をお過ごしください。

